虫歯菌の感染から始まって歯の質の話をして、今回が最後の「時間(食生活習慣)」です。
「時間(食生活習慣)」とは何を表しているのでしょうか?
人が食事をすると口腔内にいる細菌の塊(プラーク、歯垢)が活動しだして中性から酸性になります。
3度の食事の間に、何度も間食をするとプラーク(歯垢)が常に活動する環境を与えてしまうことになります。
ダラダラ間食をしていると、歯が回復する時間を与えていないことになります。
「時間(食生活習慣)」とは、プラークが酸性になっている間のことで,
つまり、いつ食べているかということが重要となります。
その食べ方によって、虫歯になりやすい口腔内環境を作ってしまっているかもしれません。
「2歳以降の虫歯予防 Part.1」に載せていますが、
食べる間食もキシリトールなど代替甘味料を使用したお菓子に変えていくことによって、虫歯になりにくくなります。
子供に与えるおやつの時間や自分が食べている間食の時間を気にしてみましょう。
今までの虫歯菌、糖質、歯の質、時間の4要素が虫歯の発生に起因していると話を進めてきました。
次回からは、当院で取り組んでいる虫歯のリスクを下げる治療を紹介していきたいと思います。