一般歯科(虫歯・歯周病)

根管治療

根管治療で将来の感染を防ぎます

根管(歯の根っこの中)は目で見えることができません。薬液と超音波を使用して根管内を薬液消毒します。

根管とは、歯の中にある神経や血管が通っている管のことです。この管は、水道管のようにまっすぐにあるわけではなく、網目状に細かく張り巡らされていたり、曲がっていたり、1つとして同じ根管はありません。

そのため、図にあるような治療で使用するファイルという器具だけでは感染したものを綺麗にできないのは一目瞭然です。

では、どのようにするのでしょうか?
薬液と超音波を使用して根管内を薬液消毒します。
根管内に薬液を浸した状態で超音波を発生させると対流が生まれ、その対流によって薬剤を還流させ消毒します。

では、どのようにするのでしょうか?
薬液と超音波を使用して根管内を薬液消毒します。
根管内に薬液を浸した状態で超音波を発生させると対流が生まれ、その対流によって薬剤を還流させ消毒します。

根管治療を成功に導くために一番大切なことは、いかに根管内に唾液(つば)を入れないように治療を進めるということです。
写真のように周りから水が滝のように入ってしまっては、下を歩いている人は水浸しになってしまいます。

そのようなことにならないように当院では、ある特殊な器具を使用して、唾液を根管内に入れないようにします。
そして、歯科用マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)の普及により、使用しないで根管治療をするよりもかなり精度が高くなり、根管治療の予後も良くなります。
アメリカでは根管治療の専門医はマイクロスコープの使用が義務付けられるくらい根管治療において必需品となっています。
当院でもすべての根管治療にはマイクロスコープを使用しています。
マイクロスコープを使用して行うため、いろいろなものが見える可能性があります。
今までは見えずに過ぎていたことが見えるようになり、適切に治療ができる反面、時間がかかってしまいます。
患者さんには長い時間口を開けていただく必要があり、大変な思いをさせてしまいますが、可能な限り回数を少なく行うために行っています。
そのため、根管治療をする際には必ずCT撮影をして3次元的に根管を把握できるようにします。細かい全ての根管がCTで見えるわけではありませんが、近年はCTにて確認することが最適だと言われています。特に下の歯の奥歯は顎の骨の影響で2次元のレントゲンでは適切な診断は不可能だと思います。

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