一般歯科(虫歯・歯周病)

虫歯の治療・歯周病の治療

虫歯も歯周病も細菌による感染症です

虫歯も歯周病も細菌による感染症です。以前は、「細菌をたたけば治り治療は終了する。」という考え方でした。
現在は、口腔中の細菌のバランスが崩れることによって、虫歯や歯周病になるという考えが主流となりつつあります。そのため当歯科クリニックは、口腔中の細菌と上手に付き合っていただくような治療を目指しています。

虫歯とは、細菌が出した酸によって歯が溶けた状態をいいます。

そのために、まずは現在の口腔内細菌の状態を知りたいと思いませんか?
当院では虫歯菌の現在の状態を知ることができる、唾液検査を実施しております。

虫歯に侵されてしまった歯を削って詰めるだけでは原因と向き合ったということにはなりません。
原因とは、虫歯を作ってしまう細菌です。
当院では、その虫歯菌に対してアプローチする治療をお勧めしています。
その後、虫歯によって侵された歯に詰め物などで歯の形を整える治療を行います。

ただし、虫歯を作る細菌は数多くいることが最近の研究で分かってきているため、唾液検査だけではなく、カリスクリーンによる検査を虫歯リスク判定に使用し、予防治療へ進んでいきます。


歯周病も同様に、細菌が原因となる病気で、世界で最も多くの患者がいるということでギネス認定(2001年)されました。

歯周病菌は20歳以上であれば、多くの方の口の中にいます。
ただし、症状として現れてくるのは40歳くらいになってからと言われています。
それまでは、口腔内で大人しくしているわけではなく、日々少しずつ進行していっています。
これが、Silent Disease(静かなる病気)と言われる所以です。

歯周病治療の考え方はここ80年でかなり大きく変わりました。
直近10年に絞って考えると、細菌検査の進歩により、「細菌を叩きのめす」という考え方から、「細菌と共生しよう」という考え方にシフトしてきています。

歯周病細菌も培養することができるようになり、歯周病の重症化に関与する細菌のDNAを培養しどのような細菌が口腔内に生息しているのかを調べ、これらの細菌の状態を把握した状態で治療を進めていくことができるようになりました。
それによって、歯周病菌に効くという抗菌薬も発見されています。

また、口腔内の歯周病菌の中でも特に重症化しやすい菌も日本の研究者によって分かってきましたので、そのタイプの細菌が口腔内にいた場合には対応を十分検討できるようになりました。

歯周病と全身疾患の関係性も少しずつですが、解明されるものも現れています。
川にたとえた場合、大きな病気が下流にあるとすると上流では歯周病や虫歯などの口腔内の病気があると言われています。
その、上流での病気を放置したりすれば、ドミノが倒れるように下流にある全身疾患まで到達してしまいます。

虫歯菌・歯周病菌は口腔内から追い出すことができません。
ということは、「完治」はあり得ないということです。
口腔内細菌全体のバランスを整え、共生していくことで、健康に過ごしていただきたいです。