今回は、この「定期健診って何するの?」という疑問にお答えする形で、当院での定期健診の考え方をお伝えします。
医科で言う定期健診とは、健康状態でまだ症状が出ていないものを探すというイメージだと思います。
当院が考える定期健診は、症状が無いものを探す検診と症状があるものが悪化しないようにケアすることだと思っています。
健診時に歯科医師にサーっと口腔内をチェックしてもらい、サーっと口腔内を掃除され短時間で終了という方法もあるかもしれませんが、当院は少し考え方が違います。
では、どのようなイメージかというと、車の洗車をイメージしてください。
車の洗車でシャンプー洗車だけで終わってしまうよりも、ワックスがけまでしてボディーの表面に光沢が現れた方がとても気持ちがよくなりませんか?
気持ち良くなって帰っていただきたいと思っていることが、車のワックスがけと同じだと思っています。
その為、当院では時間を45~60分くらいいただいて、健診をさせていただいています。
なぜここまで時間がかかるかというと、
現状の口腔内の状況を把握するための口腔内診査で虫歯や歯周病、その他の口腔内の変化を調べます。場合によってはレントゲンを撮影したり、写真を撮って過去の写真と見比べたりもします。
その後、特に問題が無ければ、車で言うところのシャンプー洗車からワックスがけまでを行うということになります。
口腔内では、バイオフィルム(プラーク)を除去し、PMTC(professional mechanical tooth cleaning) を行います。