「フレイル」とは 高齢期になり身体・心・社会性の衰えにより虚弱になった状態を「フレイル」と呼びます。 フレイルは健康と要介護の中間の状態ですが、早く気づき、栄養(食とお口の健康)・運動・社会参加といった生活習慣を改善することで、健康な状態に回復することが可能です。 オーラルフレイルとは お口のささいなトラブルを放置してしまうと、かたく食べづらいものを避けるようになり、お口の機能(食べる・話す・表情を作るなど)が徐々に衰えていきます。その結果、低栄養や社会参加の減少などを招き、心身機能まで影響を及ぼします。 この一連の過程を「オーラルフレイル」と呼びます。 参考:東京都健康長寿医療センター 平野浩彦 作図 3つのフレイル予防 お口の機能の維持が大切! 参考:東京大学高齢社会総合研究機構 飯島勝矢 作図 オーラルフレイル予防のために ❶かかりつけ歯科医を持ちましょう お口の状態は日々変化しています。 かかりつけ歯科医をもち、気になることがあれば相談しましょう。 また、半年に一度は歯科検診を受けるようにしましょう。 ❷お口のささいな衰えに気を付けましょう オーラルフレイルは、「むせやすい」、「お口が乾燥する」、「滑舌がわるくなった」などのささいな衰えが積み重なることで進行します。 早くお口の不調に気づくことができるよう、セルフチェックを習慣づけましょう。 ❸バランスのとれた食事をとりましょう バランスのとれた食事は健康なからだを作る基礎となります。 また、様々な食品をとることで、かむ機能の低下を防止できます。 食事の際は、よくかんで食べるように心がけましょう。 杁中歯科クリニックではお口の機能の維持・改善を目的とするオーラルフレイル予防のサポートをしています。気になる症状があれば、お早めにご相談下さい。 また口腔機能低下症は、自覚症状のないまま進行します。 お口に気になる症状がない場合でも、50歳を過ぎたら定期的な検査と、早めのケアをおすすめしています。